株の専門用語が難しくてよく分からない。
そんな悩みを解消します。
いざ、株を初めてみたものの、難しい専門用語だらけ。
数字を見てもよく分からず、適当に買ってしまい、結局損をするハメになる。
そんな事態を防ぐために、押さえておくべき用語があります。
今回の記事では、何となく投資で失敗しないためにこれだけは押さえておきたい用語をご紹介します。
※MUP week 32 より
- 何となく投資をしている
- 投資でいつも失敗する
- 株式投資に詳しくなりたい
合わせて読みたい記事 ⇨株式会社で儲かる3つの仕組み ⇨5分で分かる株式会社 ⇨証券会社の4つの役割
株の専門用語
数多くある専門用語の中でも以下の5つの用語だけは押さえておきましょう。
- EPS⇦今回
- PER⇦今回
- BPS
- PBR
- ROE
難しく感じるかもしれないけど簡単だから安心してね。
今回はEPSとPERについて解説するよ。
EPS:1株当たりの純利益
EPSとは、1株当たりの純利益のことを指します。
例えば、企業Aが10万株を発行していて、1000万円の利益をあげた場合「1000万円÷10万株=100円」
EPS(1株当たりの純利益)は100円となります。
本来なら、純利益は全て株主のものですが、利益全てを受けとっていたら会社のお金が残らなくなってしまうので、株主総会で1株当たりの配当額を決めます。
1株当たりの純利益(EPS)が100円で、1株当たりの配当額が60円なら、会社には40円を残すということです。
PER:株価収益率
PERは株価収益率のことを指します。
んー、よく分からない。
分かりやすくいうと、PERは期待値と実績の差を表します。
EPSは1株当たりの利益ということがさっきので分かりましたよね。
EPSが100円だとしたら、1株当たりの利益は100円。
しかし、EPS100円の株を買おうとしたら、株価が100円ではなく、2000円だったりすることがあります。
理由は、みんながその株に期待しているからです。
この株を買えば儲かるぞー!
みんなが期待し、株を買うことで株価の値段は上がっていきます。
仮にEPS=100円の株価が2000円だった場合。
2000円(株価)÷100円(EPS)=20(PER)
PER20倍となります。
株の買い時
株はどんな時に買えば良いの?
結論からいうと、PERが低い時が買い時です。
しかし、PERが低ければ買えば良いという訳ではありません。
なぜ、PERが低いのかを考える必要があります。
PERが下がるのは主に2つの理由から。
- 利益(EPS)が上がった時
- 株価が下がった時
しっかり見ていきましょう。
利益が(EPS)が上がった時
PERが下がる理由の一つに「利益が上がった時」があります。
EPS100円で株価が2000円ならPERは20倍ですが、EPSが200円になればPERは10倍。
つまり、10年で投資金額が返ってくるということです。
東証一部の平均単純PERは約15倍であるため、株を買うかを判断する材料の1つになるでしょう。(PERの平均値は業界による)
株価が下がった時
EPSはそのままで株価が下がった場合もPERは下がることになります。
EPS100円で株価が1000円になれば、PERは10倍。
でも、みんな期待してないってことでしょ?
株で儲かる仕組みで解説した財務諸表やIRから今後、投資先が伸びると確信を得ていれば、他人が期待をしない方が安く買えるので買い時となります。
「儲かる」よりリスクをなくす
今回、ご紹介した用語はEPSとPERの2つですが、他にもたくさんの用語と見るべき指標があります。
次のパートではBPS・PBR・ROEについて解説するので、より株式への理解を深めて失敗するリスクを減らしていきましょう。
金持ちになるためには2つのルールを守りなさい。
【ルール1】絶対にお金を損しないこと
【ルール2】絶対にルール1を忘れないこと
ウォーレン・バフェット
バフェットもこう言っています。