SEOって何?
そんな疑問を解消します。
ブログを始めようと思い、色々調べていると必ず出てくる言葉が『SEO』です。
そして、『SEO』に付随して出てくる、たくさんの知らない言葉。
例えば『E-A-T』『YMYL』など、分からないことだらけですよね。
そこで今回の記事では、SEOについて徹底解説していきます。
この記事を読めば、あなたの記事もきっと上位表示間違いなし!
- ブログを始めたばかり
- 自分の書いた記事を一番上に表示させたい
- ブログで収入を得たい
SEOとは
SEOとは検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の略で、webマーケティング手法の1つです。
分かりやすく言うと「SEO=GoogleやYahooで検索したら一番上に表示させる方法」です。
では、どうすればGoogle検索などで一番上に表示させることができるのでしょうか?
そして何故、みんな一番上に表示させたいのでしょうか?
- SEOで上位表示させる目的
- SEOのメリット
- SEOのデメリット
- SEOで上位表示させる方法
など、順番に解説していきます。
SEOで上位表示させる目的
何でみんな上位表示させたがるの?
上位表示させる最大の目的は『たくさんの集客ができる』からです。
例えば、【ハンバーグ 作り方】とGoogleで検索した時にクリックされる確率が最も高いのは、一番上に表示された記事です。
そして、一番上の記事に納得できなければ2つ目に表示された記事をクリックします。
2つ目の記事に納得できなければ3つ目と、基本的には上から順番に見られることになるので、下に行けば行くほど、クリックされる確率が徐々に下がっていくということです。
せっかく自分で書いた記事が多くの人に読まれる方が感情面でも嬉しいですよね。
それだけでなく、自分の書いた記事がたくさんの人に読んでもらえると、たくさんのメリットがあります。
SEOのメリット
SEOのメリットは次の通りです。
- あらゆるCVが上がる
- いろんなPRができる
- 権威性を得ることができる
- 無料
など。
順番に解説します。
SEOのメリット①:あらゆるCVが上がる
たくさんの人に見てもらえると、様々なCV率が上がります。
CVとは、『Conversion』の略で、『起こしてもらいたい行動』のことです。
例えば
- 購入
- 問合せ
- 申し込み
- クリック
- 閲覧
- アンケート
など。
Google AdSenseなどはいい例です。
Google AdSenseとは画面の上部や下部、またはサイドに表示されているクリックされるだけで収益が発生する広告です。
アドセンスのクリック率は大体平均0.5%前後なので、200人中1人がクリックしてくれる計算となります。
1000人が見れば約5人がクリックをして、10000人が見たら50人がクリックをしてくれる計算です。
そして、1クリック当たり平均30円ぐらいなので、50×30で1500円ぐらいになります。
他にも
- 自社商品販売
- アフィリエイト
- 企業案件
など、サイトや人によって、起こしてもらいたい行動は様々ですが、どちらにしても1人の人に見てもらうよりも1万人に見てもらった方が行動を起こしてもらえる確率は上がることになります。
他にも統計が取れるのも大きなメリットです。
数千人からアンケート調査を取ることに、数百万円を払っている企業もたくさんあるぐらいなので、月に1万人の統計が取れるのは大きな強みとなります。
SEOのメリット②:いろんなPRができる
上位表示させるといろんなPRができるのもメリットの1つです。
ネット上での広告(PR)は街の看板や電車の広告よりも見られる時間が長く、検索結果と関連性の高い広告であれば、広告効果はより高くなります。
そして『パーソナライズ表示』と呼ばれる、検索した人が興味を持ちそうな広告を表示させることも可能なので、広告の効果がより出やすくなります。
SEOのメリット③:権威性を得ることができる
検索結果で上位表示されると権威性を得ることができます。
何故なら、SEO上位表示は歴とした実績だからです。
検索結果で上位に表示させるには対策も時間も必要となるので、検索トップを取れるのは一つの成果といえるので、ブランディングや権威性に十分繋がるでしょう。
しかし、SEO最大の目的はCVなので、権威性はオマケみたいなものということをお忘れなく。
SEOのメリット④:無料
上位表示させるとたくさんのメリットがありますが、全て無料で対策することができます。
もちろん、外注する場合や分析ツールなどを購入する場合は費用がかかってしまいますが、外注もツールも使わない場合は全て完全に無料で対策することが可能です。
上位表示させる方法は後述します。
SEOのデメリット
たくさんのメリットがあるSEOですが、デメリットも存在します。
SEOのデメリットは次の通りです。
- 成果が出るまで時間がかかる
- 難易度が高い場合がある
- 定期的に順位が入れ替わる
- SEO対策自体に人的コストがかかる
順番に解説します。
SEOのデメリット①:成果が出るまで時間がかかる
コンテンツを作成してから、Googleに認識されるまで1ヶ月〜6ヶ月ほど時間がかかってしまう場合があります。
なので、自分の作ったコンテンツの評価を出来るだけ早く得たい場合はSNSやYouTubeなどに露出するなどの対策が必要です。
SEOのデメリット②:難易度が高い場合がある
SEOの中には上位表示が難しい場合があります。
例えば、『YMYL』に引っかかる場合や、ビッグキーワードと呼ばれる検索される回数の多い競合が強いテーマの場合など。
なので、自分の作りたいコンテンツの難易度を予め知っておくのも重要となります。
SEOのデメリット③:定期的に順位が入れ替わる
Googleの検索エンジンは年間に数百回もアップデートを繰り返していて、その度に検索順位が入れ替わることがあります。
なので、自分の記事も定期的に順位を確認し、その都度、修正が必要になるかもしれないことを認識しておきましょう。
SEOのデメリット④:SEO対策自体に人的コストがかかる
SEO対策自体には費用はかかりませんが、検索結果に表示させるためのコンテンツを作成する手間や時間などの人的コストはかかってしまいます。
テーマによっては莫大な労力を必要とする可能性もあることを認識しておきましょう。
上位表示させる方法
どうしたら一番上に表示させることができるの?
検索結果はクローラーと呼ばれるものがコンテンツを読み取り、Google独自のアルゴリズムに則ってランキング付けをしています。
実はランク付けをする基準は公にされておらず、Googleのアルゴリズムを完全に把握している人はこの世に1人しかいないとも言われています。
しかし、ある程度の憶測が飛び交っていて、一般的に言われている基準は次の通りです。
- Googleが掲げる10の事実に従う
- E-A-T
- 表示速度を早める
- 内部/被リンクの充実
- 独自性
- キーワード選定
- 競合の調査
順番に解説します。
上位表示させる方法①:Googleが掲げる10の事実に従う
Googleの掲げる10の事実というものがあり、この10の事実に従うことがSEO対策をする上で最も重要となります。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能します。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
しかし、この事実だけを見ても良く分からないですよね。
順番に噛み砕いて説明していきます。
Googleの掲げる事実①:ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
この事実は良質なコンテンツを指します。
例えば
- 見やすい
- 分かりやすい
- 情報の充実
- 表示速度
など。
Googleの掲げる事実②:1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
専門性を指します。
Googleの掲げる事実③:遅いより速いほうがいい。
サイトの表示速度指します。
Googleの掲げる事実④:ウェブ上の民主主義は機能します。
他のサイトからのリンクを指します。
Googleの掲げる事実⑤:情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
スマホでもみんなが検索しているので、スマホに対応したサイトを指します。
Googleの掲げる事実⑥:悪事を働かなくてもお金は稼げる。
ブラックハットSEOをしなくても上位表示は狙えることを指します。
Googleの掲げる事実⑦:世の中にはまだまだ情報があふれている。
2016年時点でのGoogleで検索された回数は2兆回を超えてると言われいます。
そして、毎年ユーザーの検索回数は40%ずつ増えているので、新しい情報を掲載することを指します。
Googleの掲げる事実⑧:情報のニーズはすべての国境を越える。
日本国内の対策だけでなく、多言語で書かれているかを指します。
Googleの掲げる事実⑨:スーツがなくても真剣に仕事はできる。
SEOにはあまり関係ないと思われます。
Googleの掲げる事実⑩:「すばらしい」では足りない。
コンテンツの更新を指します。
上位表示させる方法②:E-A-T
E-A-Tとは
- Expertise:専門性
- Authoritativeness:権威性
- TrustWorthiness:信頼性
それぞれの頭文字を取ったものです。
では、Googleは一体、どうやってE-A-Tを判断しているのでしょうか?
順番に見ていきましょう。
Expertise:専門性
専門性を上げるには内部リンクの充実が必要とされています。
そして、内部リンクの充実は特化サイトの方が早くて、結びつきが強いです。
例えば、色々な料理を書いているブログと、ラーメンについてだけ書いているブログがあったとすると、内部リンクが先に充実するのはラーメンに特化した方です。
何故なら、色々な料理(和・洋・中)は1つ1つの記事の関連性が薄くなり、内部リンクが生まれにくくなるからです。
内部リンクの先には次のことが求められているとされています。
- 記事のボリューム
- 専門的な言葉や知識
- 独自性
Wikipediaが常に上位表示されているのは全ての条件を満たしているからだと言われています。
一方、雑記ブログの成果が出るまで時間がかかると言われているのは、内部リンクの充実までに時間がかかるからなんですね。
なので記事を書く際は、関連性の高い内部リンクを必ず貼り対策をしましょう。
Authoritativeness:権威性
権威性を上げるにはリアルでの活動が必要とされています。
例えば
- SNSの運用
- 外部メディア活動
- 本の出版
- 免許を取得
- 職業
など。
リアルでの活動は多くの被リンクを生み出すことに繋がるので、どれだけの被リンクを得たかが重要になるわけですが、被リンクはただ増やせば良いわけでもありません。
生きているサイトから被リンクをもらうことが大事です。
リアルでの活動が多くの人に認知してもらえると、質の良い被リンクが必然的に増えることになるので結果、権威性と結びつきます。
E-A-Tの中で権威性を得るのが最も難しくて最も重要という声もありますが、その分、権威性が認められると非常に強力な武器となるので、地道にリアルでの活動を行っていきましょう。
TrustWorthiness:信頼性
信頼性を上げるには
- 特商法の徹底
- 更新頻度
- 直流入数
などを増やす必要があるとされています。
特商法の徹底とは、誰が書いているのかの記載すること。
直流入数はブックマークされている数。
例えば、投資の関連情報を普段から見たい人はサイトを検索せずにブックマークから直接サイトを閲覧します。
つまり、どんな人物が書いているのか記載し、ブックマークされるような上質なコンテンツを作成し、新しい情報を常に更新することが信頼性に繋がることになります。
上位表示させる方法③:表示速度を早める
Googleの10の事実でもあった通り、ページの表示速度は早い方がいいです。
表示速度に関してはSEO対策だけの話ではなく、ユーザーの離脱率にも関わってきます。
例えばサイトを閲覧しようとした時、表示するのに3秒かかってしまうと22%が離脱し、CV率は38%低下するというデータがあります。
表示速度が遅くて良いことはないので、しっかりと対策していきましょう。
上位表示させる方法④:内部/被リンクの充実
内部リンクとは、自分のサイトの中で関連性のある記事へのリンクのことです。
記事同士を結びつけることで、クローラーが回遊しやすくなり、インデックスされやすくなります。
そして、内部リンクを充実させることはSEO対策だけでなく次のようなメリットも得ることができます。
- サイトのPV数が上がる
- サイトの滞在時間が増える
- 読んで欲しい記事に誘導することができる
など。
ユーザーに親切なサイトは結果的にSEOでの評価が上がることにも繋がるので、必ず内部リンクは貼るようにしましょう。
被リンクに関しては数よりも質の良いコンテンツから受ける方が評価が高くなる傾向にあります。
上位表示させる方法⑤:独自性
既に上位に表示されているサイトを丸パクリしたとしても、上位に表示されることはありません。
むしろ上位表示させるには、他のサイトにはない独自性を持たせることが重要となります。
独自性には2種類があり
- 情報としての独自性(一次情報)
- 情報の切り口としての独自性(見せ方)
一次情報は言うまでもなく、独自性が担保されますが、見せ方にも独自性を持たせる必要があります
例えば
- オリジナルの動画
- オリジナルの画像
- オリジナルのイラスト
- オリジナルのグラフ
- オリジナルのデータ
など。
いずれもポイントは他のサイトにはないオリジナリティです。
そうすると、似たような情報であったとしても、しっかりとした独自性が担保されます。
上位表示させる方法⑥:キーワード選定
記事を書く上でキーワードを間違えてしまうと、検索に引っかからず全く見られない記事になってしまいます。
例えば
【美味しいハンバーグの作り方】というタイトルにすれば【ハンバーグ 作り方】で検索した場合、検索結果に表示されますが【挽き肉を丸めてこねて焼いた美味しい食べ物の作り方】というタイトルにすると検索に引っかかりません。
人なら「挽き肉を丸めてこねて焼いた美味しい食べ物」と言われたら「ハンバーグ」と連想することができますが、クローラーは人ではなく機械なので、テキストからでしか何について書いたのかを判断することができません
なので、検索されたいキーワードをしっかりと決めて、テーマに沿って記事を書いていきましょう。
上位表示させる方法⑦:競合の調査
自分の書きたいテーマが決まれば、競合の調査をすることも忘れてはいけません。
次のポイントを押さえながら競合サイトの調査をしましょう。
- タイトル(キーワード)
- 構成
- 文字数
- その記事ならではの情報
- どんな情報が含まれているか
- どんな情報が含まれていないのか(特に重要)
など。
どんな情報が含まれていないかは特に重要で、自分にしか書けない体験談や知識・情報などを盛り込んでいきましょう。
例えば【ハンバーグ 作り方】という記事で調査した場合、競合サイトが書いていない「簡単に作れる方法」や「ハンバーグを作るのにかかる費用」などの独自性を加えます。
SEOについてまとめ
検索アルゴリズムは200個以上の独自のルールで構成されています。
しかし、そのルールを知る術は僕たちになく、またGoogleには裏技も存在しません。
なので日々の積み重ねが必要不可欠です。
少しずつ前進していきましょう。