セグメントとターゲットって何だ・・・?
そんな疑問を解消します。
以前書いたマーケティングの記事でSTP分析が出てきました。
STP分析とは
- Segment
- Target
- Positioning
それぞれ頭文字を取ったもの。
今回の記事では、マーケティングをする上で特に重要なセグメントとターゲットについて解説していきます。
ビジネスの勝率を上げる大切な役割を持っているので、ぜひ参考にしてみてください。
※MUP season2-4より
- ビジネスを始めたい/やっている
- 何となくマーケティングをしている
- 副業を始めたい/やっている
セグメントとターゲットを理解するメリット
セグメントとターゲットを正しく理解することによって以下のメリットが得られます。
- 無駄なコスト/手間を避けられる
- 軌道修正が容易になる
- 利益の最大化が図れる
当然ですが、ビジネスは思い描いた通りにいきません。
進めていく中で、その都度、修正する必要があります。
修正が正しいものであれば、ビジネスで負けることはありませんが、多くの場合は『何となくの消去法』や『間違った観点での修正』により更なる失敗が待ち受けています。
しかし、セグメントとターゲットを正しく理解すれば、明確な根拠の上で修正するできるので、失敗しない・簡単・利益の最大化に繋げることができます。
セグメントとは
セグメントとは、市場を分割することです。
例えば、アルコール市場の場合。
市場を分割することにより、他の市場に手を出さずに済み、コストを最小限に抑えることができます。
どんな基準で分割すれば良いんだろう?
セグメントは4つの変数に基づいて決めます。
- 人口変数
- 地理変数
- 心理変数
- 行動変数
順番に解説します。
人口変数
人口変数は
- 年齢層
- 人柄
- 世帯
- 職業
- 性別
などによってコンセプトを設定します。
例えば、老人が多い地域に、お洒落なエステサロンや美容院は開きませんよね。
これが一つの指標です。
地理変数
地理変数は
- 寒さ/暑さ
- 文化
- 建物
など。
例えば、オフィス街にお米屋を作っても誰もきませんよね。
逆に住宅地に立ち飲み屋を作っても人の入りはあまり良くありません。
地域に基づいた品揃えやサービスを展開しましょう。
心理変数
心理変数は
- 新しい/古い
- 環境問題
- 健康
- 状況
など。
200円のジュースをケチっても、デート時の1万円はケチらない、といったようなメンタルアカウティングを重視したビジネス展開をしましょう。
行動変数
行動変数は
- 使用頻度
- 快適性
- 速度
- リピートするもの
など。
タクシーなら、乗り心地なのか、速度なのか、人々が1つのものに対して何を求めるのかを考えましょう。
ターゲットとは
ターゲットはセグメント区分を選ぶための根拠を示す要素となります。
仮説と検証により根拠をより明確にしていきます。
ターゲットを絞る指標は3つ。
- 市場規模
- 成長性
- 競合状況
順番に解説します。
市場規模
現在、その市場にお金を払う人がどのくらい存在するのかを確認し、ニーズはどこの誰にあるのかを見ます。
成長性
市場のエリアにビルやタワマン・ホテルなど建つ可能性を検討し、今後どこの誰にニーズが出るのかを見ます。
競合状況
競合はどのくらい存在するのかを見ます。
また未来に邪魔になるのはどこの誰かも確認します。
セグメントとターゲット まとめ
STP分析はもう古く、今はTSP分析とされています。
セグメントを決めてからターゲットを絞るのではなく、ターゲットを絞ってからセグメントを決める。
ターゲットで集めたメンタルアカウンティングを根拠とし、セグメント(市場を分割)することで、最初にお伝えした失敗しない・簡単・利益の最大化に繋がります。
是非、一度お試しください。