マーケティングってよく聞くけど、マーケティングって何?
そんな疑問を解消します。
ビジネスをしていく上で、『マーケティング』という言葉を聞かない日がないほど、普段から見聞きしますが、肝心の『マーケティング』が何かを理解していなければ、ビジネスに活かすことができません。
そこで今回の記事では、マーケティングとは何か?
そして、マーケティングを活かしていくにはどうすれば良いのか?をマーケティングの歴史に沿ってご紹介します。
「マーケティングについて知りたい」という方は是非、参考にしてみてください。
※MUP season2-3より
- マーケティングについて知りたい
- ビジネスを始めたい
- ビジネスが上手くいかない
マーケティングとは
マーケティングとは、事業の全てのプロセスのことを指します。
事業計画〜分析まで。
つまり、マーケティングを学ぶということはビジネスの全てを学ぶということになります。
マーケティング=統計学
マーケティングは事業全てのことを指しますが、事業の全ては人間相手に考えられているので、心理学的要素も必要不可欠となります。
そして、心理学は「統計ベースの学び」なので、マーケティングを一言で表すと『統計学』となります。
数字だけが事実を語る
『統計学』は数字の世界です。
数字だけが真実を語ります。
なので、感覚や感情だけでは絶対にやってはいけないということをおさえておきましょう。
マーケティングは歴史から学ぶ
マーケティングは歴史から学ばないといけません。
理由は2つ。
- 統計データは数字が多ければ多いほど正確
- マーケティングには流行り廃りがある
統計データは数字が多ければ多いほど正確
マーケティングは『心理学』で『統計学』。
そして、『統計学』は数字を追わなければいけません。
数字は統計データが多ければ多いほど正確になります。
最近の統計データだけで行われたマーケティングと、過去の統計データを含めたマーケティングでは正確さに差が生まれます。
マーケティングは事業全般を指すので、正しくないデータでマーケティングをしてしまうと、事業全般がおかしなことになってしまうということになります。
なので、マーケティングは歴史から学びましょう。
マーケティングには流行り廃りがある
マーケティングはファッションと同じで流行り廃りがあります。
何故なら、時代が変われば人々の生活スタイルが変わり、生活スタイルが変われば、あらゆる業界も人々に合わせ変わらなければいけないからです。
業界の変化はマーケティングの変化。
特に現代は変化の激しいVUCAの時代と呼ばれ、変化に対応できなければ多くの事業・情報・物の埋もれることになります。
例えば、2020年と2000年では、使っている物・価値観・情報の何もかもが違うので2000年のマーケティングをしていては、その事業は失敗に終わってしまいます。
なので、時代にあったマーケティングをしましょう。
1900年〜2020年のマーケティング
1900年代 前半
1900年代前半は値段を安く設定すれば売れる時代でした。
当時のマーケティングは、『価格弾力性』と呼ばれ「多く商品を売るため価格を下げる」というもの。
まだまだ、世の中に物がない時代だったので、シンプルな施策ですね。
1970年代
1970年代、企業は値段を少し上げても販売数に変わりがないことに気がつきます。
あんまり、値段って関係ないのかも・・・
なので、マーケティングの形も変わり始めます。
1900年前半では「とにかく安く売る」だったものが、1900年代後半では「製品・価格・流通・広告」の4つに力が入れられるようになり、STP分析などの思考が生まれました。
STP分析とは
- Segment
- Target
- Positioning
の略で、物の差別化を図る戦略です。
例えば、衣料市場の場合、『服なんか着れたら何でも良い』⇨『オシャレって大切』⇨『ファッション性のある服』という流れです。
まだまだ、シンプルですね。
2000年
2000年に入ってくると、各業界でターゲットが被り始め、物の差別化だけでは売れなくなっていきます。
どれも一緒じゃん
なので、物の差別化から印象の差別化に変わり始めます。
例えば「エコバッグ」や「エコカー」
エコって2000年ぐらいから言われ始めましたよね。
印象の差別化のために用いられた戦略。
このカバンはエコです、環境に優しいです。
同じ物でもエコなどの印象がある物が売れ始めます。
2010年
2010年はスマートフォンが普及され「お客さん自体が広告になる」というマーケティングに変わり始めます。
顧客の購入後のプロセスも考慮したマーケティング。
味より、見栄え
2020年以降
2020年では、プチインフルエンサー(サポーター)と呼ばれる人が増え始め、ファンマーケティングと呼ばれる「顧客⇨サポーター」という概念が生まれました。
プチインフルエンサーのファンは必然的にサポーターになっていくので、個人の『お金』ではなく『時間』の争奪戦へと変わります。
なので、プチインフルエンサーを囲い込む戦略が2020年では既に行われています。
マーケティングは学び続けなければいけない
- マーケティングは事業全てのプロセスを指す
- マーケティングは『統計学』で数字だけが真実を語る
- マーケティングは流行り廃りがある
- マーケティングは学び続けなければいけない
マーケティングの一部にAIDMAの法則というものがあります。
AIDMAの法則とは物が売れるまでの顧客の行動と心理状態を指します。
- Attention=商品の存在を知る
- Interest=興味が沸く
- Desire=欲しくなる
- Memory=記憶する(高価な物の場合)
- Action=購入する
という流れ。
物が売れるかどうかは結局のところの人の気持ち次第です。
そして、マーケティングは人の心を動かすために取るべき戦略を示してくれます。(AIDAMの法則のように)
チラシやHPなどの、あらゆるクリエーションもマーケティングを理解した上で制作すると、最大の効力を発揮することができるので、是非マーケター以外の方にもマーケティングを理解していただけると幸いです。