争いは同じレベルの者同士でしか発生しない2つの理由【キノコタケノコ論】争いが起こる1つの理由

人はなぜ争うのか?

あいつは絶対に許さない!!

生きていると、どうしても腹の立ってしまうことってありますよね。

今も世の中では、小さなことから大きなことまで、絶えず争いが起き続けています。

なぜ人は争うのでしょうか?

また、争いをなくすためにはどうしたら良いのでしょうか?

今回の記事では、心理学から見る「人が争う理由」と「怒りを抑える方法」について解説していきます。

怒りっぽいのを直したいと思っている方は是非、参考にしてみてください。

こんな方向け
  • 身の回りではいつも争いごとが起きている
  • 怒りたくないのに怒ってしまう
  • 人はなぜ争うのかを知りたい

人はなぜ争うのか?

そもそも、人はなぜ争うのでしょうか?

僕が考える人が争う理由は以下の通りです。

争いが起きる理由
  • 生まれ持った性質
  • 憎しみ
  • 考え方の違い
宮本
宮本

順番に解説します。

争いが起きる理由①:生まれ持った性質

人は生まれ持って凶暴な生き物という可能性があります。

というのも、人とチンパンジーのDNAは98.8%が同じとされていて、チンパンジーは霊長類の中でもかなり凶暴な部類だからです。

「チンパンジーと一緒にするな!」と怒られそうではありますが、98.8%も同じということは、ほとんどチンパンジー変わりません。

なので、僕はその怒り自体が「驕り」と感じてしまいます。

それ以前に、世界全体を通して見た時に僕たち人間は、他の生物達と同じように、一つの生態系の中の一部でしかありません。

なので人は生まれ持って争う性質を兼ね備えている可能性があるということです。

宮本
宮本

だけど、1.2%の可能性にも賭けてみたいよね。

争いが起きる理由②:憎しみ

人は憎しみを抱く生き物です。

仮に事故だったとしても、自分の大切な人の命を奪われてしまったら、憎しみを抱かずにはいられないでしょう。

また自分の愛する人に裏切られた時も同じように憎しみが生まれます。

もし、この憎しみが何かしらの形で晴らすということになれば、また次の憎しみを生んで、また次の憎しみを生んでと終わらない連鎖が始まるでしょう。

そして現実では、やはり憎しみの連鎖が繰り広げられています。

争いが起きる理由③:考え方の違い

チンパンジーと人間に明確な違いがあるとすれば、それは『理性の有無』です。

人間の脳は3段階の層のようになっていて、一番外側を理性が覆っています。

理性で本能を覆っているからこそチンパンジーとは違い、怒っても表に出さなかったり、人を思いやった行動を取ることができます。

これを宗教では、『愛』と呼ぶんですが、世界で最も争いをしているのも宗教です。

宗教は、それぞれの考え方の違いによって争っています。

理性があったとしても、それが原因になり得るんですね。

争いは同じレベルの者同士でしか発生しない理由

争いは同じレベルの者同士でしか発生しない理由は以下の通りです。

  • レベルの差があり過ぎると相手にされない
  • レベルの差があり過ぎると一方的になる

詳しく見ていきましょう。

レベルの差があり過ぎると相手にされない

争いは同じレベルの者同士でしか発生しない理由の1つが、相手にされないというもの。

少しイメージして欲しいのですが、たまにヤンチャな子供が大人にパチパチやってる時ってありますよね。

その時に腹も立たないし、やり返すなんて発想は全く湧きません。

むしろ、自分を悪役か何かに見立てて

宮本
宮本

うわー、やられたー

など、反応してみたりします。

しかし、これが同じぐらいの年齢なら喧嘩(争い)に変わります。

これは、子供がパチパチしてきてもレベルの差があるから、大人側に選択肢がある故の行動です。

パチパチされても、軽くあしらったり

先ほどのように相手にしてあげたり。

大人からすると「どっちでも良い」という風になります。

レベルの差があり過ぎると一方的になる

一方的

お前は全然、あかんな!

もう一つの理由として、レベルの差があり過ぎると、争いにならず「一方的になる」という場合があります。

例えば

家の庭にありの巣ができたとしても争いには、なりませんよね。

駆除という形になります。

しかし、自分の庭に人が家を作り出すと争いになります。

何してんねん!

何かを守ろうとすると争いの原因になる?

守ることは争いとなるのでしょうか?

例えば

いきなり海外から戦争を仕掛けられたとしても、相手側には「自国を守るため」という背景があったりします。

資源不足を補うためだったり、貧しさから抜け出すためであったり。

これは戦争に限った話ではなく、もっと身近なところにも見られます。

キノコ山VSタケノコの里

身近なところで、争い事の代表例としてあげられるのが、「キノコ山VSタケノコの里」です。

僕はたまに、複数人いる時にキノコ派かタケノコ派かを尋ねることがあります。

宮本
宮本

キノコ山とタケノコの里どっちが好き?

キノコ派
キノコ派

キノコ!

タケノコ派
タケノコ派

タケノコに決まってんじゃん?バカ?

そして、派閥ができたら更に尋ねます。

宮本
宮本

それぞれのどこが良いと思う?

キノコ派
キノコ派

キノコはチョコとビスケットの部分がしっかり分かれてて、最高!

タケノコは中途半端!

タケノコ派
タケノコ派

タケノコこそ至高!

完璧なバランスでチョコもビスケットも楽しむことができる!

キノコはポッキーと同じ

僕は良さを述べてくれと言ったのに対して、互いに少しのアンチ要素が入っています。

キノコ派とタケノコ派が同時存在している時に質問をした場合、この互いに貶し合う現象は、100%起こっています。

このことから、人は自分の好きなものを守ろうとする防衛本能が働き、違ったものを好いている人を攻撃する心理状態が見られます。

もちろん、本気で争い出すまでには至ってませんが、争いとは最初そんなものです。

宮本
宮本

ちなみに僕はキノコよりのタケノコ派だよ

どっちも好き。

レベルが近いからこそ許せない

キノコとタケノコのどちらが好きかを尋ねた場合、お互いに貶し始めました。

しかし、これが

宮本
宮本

キノコの山とオムライスどっちが好き?

だった場合、争いはおきません。

人は自分と近しい存在(レベルの同じ)に対して特に敵対心を剥き出します。

なので、あまりにも価値観や立場のかけ離れた存在には良い意味で興味を示しさなくなります。

もしあなたが誰かに対して、嫌悪感や取る行動に対して苛立ちを覚える場合は4、その人と自分の共通点を探るとストレスのない状況を作れるかもしれません。

争わないために まとめ

争い
まとめ
  • レベルの差があり過ぎると争いにはならない
  • レベルの差があり過ぎると争いではなく一方的になる
  • 争いになる理由は「性質」「憎しみ」「違い」
  • 守ることも争いになることがある

身近なところの些細なことで、争いが起きる以上、世界の争いもなくすことはかなり厳しいというのが現状です。

せめて、自分だけでも争いの原因のなるのを防ぐために心理学を勉強し、自分への理解を深めてくれると幸いです。

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