心理学ってどんなことを勉強するの?
以前、心理学を勉強した方が良いという記事を書きました。
今回はいよいよ心理学の中身に触れていきます。
僕が心理学でどんなことを勉強したのか?
良かったこと、面白かったと感じたテーマを3つご紹介します!
面白い心理学3つのテーマ
僕が特に面白いと感じたの次の3つです。
- 自分への深い理解
- 信じることの可能性
- 言葉と意識の関係性
詳しく見ていきましょう。
自分への深い理解
心理学って人を洗脳とかしそうで、なんか怪しい!
こんな風に心理学を勉強していると話すと結構、誤解されることが多いです。
以前の記事でも少しだけ触れましたが、それは完全に勘違いです。
心理学の真髄は自分を追求することと言っても過言ではないと僕は考えています。
例えば
うう、何をしてても不安が消えない・・・
こんな人もいますよね。
そんな人が心理学を勉強すると
ウホホーイ!
毎日がエブリデイ!
となる可能性も十分にあり得ます。
では何故、自分を追求すると不安が消えたり、怒りをコントロールすることができるのか?
結論はいずれも「正体」を知ることができるからです。
例えば、常に不安に襲われている人は不安の正体を知らず、怒りっぽい人は自分が何故、怒りっぽいのかを知りません。
敵の正体を知らなければ、戦うこともできませんよね?
なので、自分の感情と向き合うことができず一向に改善することができません。
今回は少しだけ、あなたの不安の「正体」と怒りの「正体」を解説します。
あなたが感じている不安の正体
あなたの不安の正体は「変化への恐れ」です。
以前「人は変わることはできない」というテーマでも書きましたが、人は変わることがとにかく嫌い、本当に大嫌いです。
その「変化への恐れ」が不安となってあなたを襲っています。
別に変化しようとしてないし
急にめっちゃ怒るやん・・・
あなたが変わらなくても周りは変わっていきます。
周りが変われば、自分も変わらなければいけないということを無意識のうちに感じているのです。
例えば
全く何も変えずに毎日同じ生活を繰り返していたとしても、時間は流れていきます。
時間が流れれば歳を重ねます。
歳を重ねると今と全く同じ生活を繰り返すことはできませんよね。
歳を重ねた先は「今と全く違った現実を生きることになる」ということに対して不安を感じています。
不安の正体が分かってもどうしようもないよ・・・
感情の起伏激しいな・・・
不安の正体が「変化への恐れ」なら改善策は「変化を受け入れる」です。
ところが先程も書いた通り、人は変わることが大嫌い。
つまり「変化を受け入れられない」から「変化への恐れ」をいつまでも抱えているということになります。
変化を受け入れる方法は以下の記事を参照してください。
あなたが感じている怒りの正体
あなたが感じている怒りの正体は「期待」です。
人が怒りを感じるのは期待を裏切られた時。
例えば
別に何も期待なんかしてねーよ!
↑この人は自分が求めてた答えではなかったから今怒っています。
もっと分かりやすく例えるなら
いつも帰ってくるの遅い!!
↑この人は「早く帰って来てくれる」という期待があるから、早く帰ってこなかった(期待に沿わなかった)ことに怒りを感じています。
友達の彼氏がいつも帰ってくるのが遅くても同じように怒らないですよね?
何故なら、期待していないから。
では、怒りの正体が「期待」なら改善策は「期待しない」なのか?
それは違います。
期待はして良いし、むしろ期待はするべきです。
ただ一つ押さえておいて欲しいのが、自分も他人の期待には100%答えることはできていないということを認識することです。
要約すると改善策は「自分も他人の期待には応えられていない」と認識すること。
するとで必然的に自分の怒りは抑えられます。
厳密には、期待に沿わない結果⇨腹が立つ⇨自分も同じだと思い出す⇨心に余裕が生まれる⇨怒りが収まる⇨無意識に思えるまで繰り返す⇨怒らない人になる
文章にすると簡単に見えますが、自制心という言葉を知っているだけでは自制できないように、自分のことを本当の意味で理解するには時間も経験も必要です。
なので、日常的に自分を客観視することを怠らないようにしましょう。
信じることの可能性
信じる力は、時に自分の潜在能力を引き出してくれます。
もし100%自分を信じきることができたら人は本当に何者にでもなれます。
これを見ても、多くの人は「無理」や「あり得ない」と思いますが、その「無理」や「あり得ない」と思わない人だけが成功と呼ばれるものを手にします。
潜在能力と言っても火事場の馬鹿力や超能力などではなく、もっと日常的に関係する継続力・行動力といったものです。
今でこそ100m走で9秒台は当たり前となりましたが、人は100m走で10秒の壁をずっと越えられなかったのを知っていますか?
1968年に人類史上初めて9.9秒と記録したボブ・ヘイズという選手が現れてから、それ以降のオリンピックの試合では、常に9秒台を更新し、たった半世紀ほどで9.58秒まで記録が伸びています。
これまで「人は10秒の壁を破ることはできない」と思い込んでいたけど、一人でも記録を出せたことによって「人はやっぱり9秒台いけるじゃん!」と意識が切り替わったからです。
恐らく、ボブ・ヘイズ選手が9.9秒という記録を出せていなければ、人類の最高タイムはもう少し遅かったでしょう。
ほとんどの壁は自分が勝手に作り出したものに過ぎません。
信じる力はその壁をぶっ壊すことができる唯一のものです。
言葉と意識の関係性
言葉は自分の意識と強く結びついています。
例えば
レモンを想像しないでください。
と見てもレモンを想像してしまいますよね。
人は言葉を見聞きすると自動でイメージを引き起こしてしまいます。
なので、先ほどの「無理」「あり得ない」が口癖の人は「無理な自分」「あり得ない自分」を無意識に想像してしまっています。
そうなると、「100%自分を信じることができない」に繋がってしまうという訳です。
9秒台を目指す人が「無理」や「あり得ない」なんて言葉は遣わないですよね。
いつでも「やれる」「できる」と言っています。
日頃、自分がどんな言葉を遣っているのか?
一度、思い返してみてください。
まとめ
- 本当の意味での自分への理解は人生を豊かにする
- 不安の正体は「変化への恐れ」
- 怒りに正体は「期待」
- 信じる力が「継続力」「行動力」に繋がる
- どんな言葉を遣うかで未来も変わる
心理学は科学的に証明ができるものですが、その全ては目に見えるものではありません。
なので結局、「信じるしかない」という形に最後はなってしまいます。
しかし、全ての科学的に証明できるものも突き詰めると「信じるしかない」という形に実はなります。(数学自体が1を1と信じなければ始まらないため)
なので、信じる信じないの二択ではなく「そういうものもある」という曖昧なスタートでも良いと僕は考えています。(僕がそうだった)
この記事を最後まで読んでくれたあなたは少なくとも、ここまで信じてついて来てくれたので人生をより良いものできる準備はできています。
後は読み終わった後に、あなたが何を選択し、何をするのか次第です。