投資信託って何?
投資信託はやるべき?
そんな疑問を解消します。
前回、債権投資はリスクが低く初心者向けだという記事を書きました。
今回の記事では、債権投資の次にリスクの低い投資信託について解説していきます。
この記事の最後には、大どんでん返しが待っているので最後まで読むことをオススメします。
※MUP week 30より
- 投資信託について知りたい
- 投資信託を始めたい
- 何に投資して良いか分からない
投資信託について
投資信託について
- 投資信託とは
- 投資信託の種類
- 投資信託の流れ
- 投資信託のメリット
- 投資信託のデメリット
順番に見ていきましょう。
投資信託とは
投資信託とは、小口の株式・債権が分散されパッケージ化された投資商材のことです。
少額から始めることができるのが特徴となります。
投資信託の種類
投資信託の種類は大きく分けて7つあります。
- 日本の株式
- 海外の株式
- 日本の債権
- 海外の債権
- 日本の不動産
- 海外の不動産
- コモディティ(金・銀・原油など)
それぞれを組み合わせたものがパッケージ化され、商品となっています。
投資信託の流れ
投資信託の流れは以下のようになっています。
間に多くの仲介がいるので、手数料が多くかかってしまいます。
投資信託の3つのメリット
投資信託のメリットは以下の3つです。
- 少額から始められる
- リスク分散の手間が省ける
- リスクが低い
元々、パッケージ化された商品を買うので、自分でリスクを分散する手間を省くことができるの、投資先が小口なので、その分リスクが低くなっています。
投資信託の3つのデメリット
投資信託のデメリットは以下の3つです。
- 元本保証なし
- 手数料が高い
- 短期で利益を出せない
投資信託は、多くの仲介を挟みますが、預かり金という形なので不履行(デフォルト)になることはありません。
しかし、100万円(元本)を投資したとしたら、90万円に下がることはあります。
そして、仲介を多く挟むので手数料が高くなるのは必然です。
投資信託のパッシブ運用とアクティブ運用
投資信託には運用方法がパッシブ運用とアクティブ運用の2種類があります。
どっちが良いの?
詳しく解説します。
パッシブ運用
パッシブ運用とは、ある指標(ベンチマーク)と同じ動きを目指す運用方法となります。
インデックス運用とも呼ばれ、アクティブ運用に比べて、手数料が安いというのが特徴です。
アクティブ運用
アクティブ運用とは、ある指標を上回ることを目指す運用方法です。
デイトレードやウィークトレードなどをイメージする方も多いでしょう。
パッシブ運用よりも手間がかかる分、手数料は高くなっています。
日経平均株価
ある指標って何?
ある指標とはザックリ、日経平均株価のことだと思って大丈夫です。
日経平均株価とは、日本の中で数多く存在する企業の中でも、厳しい基準を満たした1700社の中から更に厳選された225社の平均株価のことを指します。
では、これを踏まえた上で、次にパッシブ運用とアクティブ運用のどちらを選べば良いのかをご紹介します。
やるべきはパッシブ運用
結論として、やるべきなのはパッシブ運用。
何故なら、アクティブ運用はこれまでの統計で負けることが示されているからです。
アクティブ運用が負ける割合 | 1年目 | 3年目 | 5年目 | 10年目 |
日本 | 64% | 49% | 53% | 64% |
アメリカ | 65% | 94% | 88% | 88% |
世界的の平均 | 71% | 88% | 87% | 92% |
トータル57%の確率で負けます。
最早、投資ではなく投機。
アクティブ運用が負ける理由
アクティブ運用が負けるのは手数料が高いからです。
例えば手数料が2%だった場合。
100万円を10年間投資したら、手数料だけで20万円マイナス。
利益よりも手数料の方が高くなります。
投資信託は儲からない
今回の記事では、パッシブ運用をするべきだと説明しました。
しかし、日本ではどちらもしてはいけません。
日本の投資市場が1.1 兆円なのに対して、アメリカは22兆円で、かなり小さく全体的に手数料が高くなっています。
日本 | アメリカ | |
販売手数料 | 3.2% | 0.59% |
信託報酬 | 1.53% | 0.28% |
収益率 | 0.11% | 5.20% |
仮に100万円を日本の投資信託で買った場合
日本 | アメリカ | |
販売手数料 | -32000 | +5900 |
信託報酬 | -14794 | +2928 |
収益率 | -1064 | +51693 |
合計 | 952,141 | 1,042,865 |
日本だとマイナスになっています。
なので、投資信託を買うなら日本ではなく海外のものを買いましょう。