債権について【5分で分かる経済投資スキル】

債権って何?

そんな疑問を解消します。

投資は原則、リスクが低ければリターンも低く、リスクが高ければリターンも高いものとなっています。

なので、ローリスクハイリターンなどの話を持ちかけられたら、まずは疑うことをしなければなりません。

今回の記事では、投資の中では最もリスクの低い債権について分かりやすく解説していきます。

※MUP week 29より

こんな人向け
  • 債権について知りたい
  • 投資に興味がある
  • 経済的に豊かになりたい
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投資の種類について

投資は大きく5つに分けることができます。

  • 債権⇦今回のパート
  • 投資信託
  • ヘッジファンド
  • 株式
  • 先物

詳しく見ていきましょう。

債権とは

債権とは、借用証書のことです。

国や企業、各自治体がお金が必要になった際に債権を発行し、それを投資家が買うことで国や企業は現金を得ることができる仕組みとなっています。

債権の仕組み

債権を買う=お金を貸す』と覚えましょう。

お金の貸し借りには利子がつきます。

債権の種類

債権は大きく3つに分かれます。

  • 国債:国が発行するもの
  • 地方債:各自治体が発行するもの
  • 社債(事業債):企業が発行するもの

債権といっても、どの債権を買うかでリスクが変わってくるので注意しましょう。

債権の特徴

債権には償還日と呼ばれる期日があります。

償還日とは『債権を購入した分=貸した金額』が丸々戻ってくる日のことです。

例えば

年利3%で100万円分の10年債を買ったとすると、10年間、毎年3万円を配当として受け取ることができ、10年後=償還日には満額の100万円が丸々戻ってくるということになります。

宮本
宮本

100万円が130万円になるってことだね。

債権のリスク

債権は国や企業が潰れない限り必ず返ってきます。

国と企業なら国の方が潰れにくく、企業の方が潰れやすいので、国債なのか社債なのかでリスクが違うということですね。

債権の価格について

債権の価格は2種類に分かれます。

  • 新発債
  • 既発債

新発債

新発債は発行側が価格を決めているので、発行価格となります。

車でいう新車のイメージです。

確実性がある分、金利が低いのが特徴

既発債

既発債は市場が価格を決めているので、時価価格となります。

こちらは中古車のイメージです。

相場に変動があり、新発債と比べると確実性は薄れてしまいます

利子の受け取り方

利子の受け取り方にも2種類あります。

  • 利付債
  • 割引債

利付債

利付債は1000万円で開始した場合、償還日まで金利を受け取り、償還日には満額が返ってきます。

割引債

割引債は800万円で開始した場合、償還日まで金利は発生せず、償還日に増えて(仮1000万円)返ってきます。

債権と定期預金の違い

岩場を歩く女性

債権と銀行にお金を預ける定期預金で何が違うの?

債権と定期預金は以下の違いがあります。

債権定期預金
価格変動ありなし
金利変動なしあり
元本保証なしあり

価格が変わって元本保証がないのは怖いなぁ

宮本
宮本

実はそうでもありません!

詳しく見ていきましょう。

価格変動:あり

前述しましたが、債権は既発債であれば、国や企業の状況によって価格が変わります。

しかし、償還日が来れば満額が戻ってくるので特に問題ありません。

金利変動:なし

債権に金利変動はありません。

購入時に金利が5%なら、国や企業がどんな経済状況であろうと5%のままです。

これはむしろメリットとなりますね。

元本保証:なし

最も不安材料となるのは元本保証ですよね。

もし、買った国や企業が潰れたら元本は保証されません。

返ってこないことを債務不履行(デフォルト)と言います。

しかし、もし国が潰れる事態になった場合、国と銀行のどちらが先に潰れるかというと、先に潰れるのは銀行の方です。

そして、銀行自体も国債を23%保有しているので、国が潰れる時は銀行も共倒れとなります。

つまり、同じぐらいのリスクを背負っているということ。

それなら、金利が高いのは債権に投資をした方が安全で得ですよね。

債権 まとめ

ジェンガをする女性

投資は何だか分からないものにしてはいけません。

必ず失敗の原因になります。

失敗するだけでなく、何がいけなかったのか原因を知ることもできないので、対策を打つこともできません。

なので、投資を始める前に正しい知識を身につけてから挑戦するようにしましょう。

焦る必要は全くありません。

投資で大切なのは稼ぐことではなく、人生をデザインすること。

理想の人生をデザインし、歩むために学ぶことは最優先すべき自己投資でもあります。

本質を見失わないようにしましょう。

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