料理時代の偉大な先輩の話

初めての雑記ブログ投稿

雰囲気を変えるために、今回の書き方もちょっと変えてみようと思う。

今日は、僕が料理をしていた頃に出会った「尊敬する先輩」について書いてみたい。その人は、僕にとって文字通り“神”みたいな存在だった。


尊敬する先輩は神だった

初めて会ったときの印象は「怖そう」だった。
それに、市原隼人似のイケメン。圧倒的オーラを放っていた。

僕が働いていたのはホテル内のカジュアルレストラン。ドレスコードなしで気軽に入れるお店だけど、実は超忙しい。朝食で800人、昼と夜はそれぞれ200人なんて日常茶飯事だった。
そんなお店に、最上階の高級フレンチレストランから異動してきたのが、後に“神”と呼ぶことになる先輩だった。

初対面から「この人は違う」と感じた。
鋭い目つきと「よろしく」の一言だけで、自然と背筋が伸びる。僕は少し緊張しつつも、高揚感を覚えたのを今でも覚えている。


激務の中でも輝く神

レストランの仕事は、冷たい料理と温かい料理を作る二人一組の4人で回していた。勤務体系は泊まり込みが基本で、昼の13時から出勤して次の日の15時~16時まで、27時間拘束されるなんて当たり前の環境だった。まさに激務。でも、そんな日々が楽しいと思えたのは、この先輩のおかげだ。

ある日、先輩と初めてペアで泊まり込みの仕事をしたときのこと。
その日、僕は先輩が「寝ないで働く姿」を目の当たりにした。

「世の中にはこんな人がいるのか……」
衝撃だった。しかも、最も辛い仕事を率先してこなしている。僕はその日から、この人みたいになろうと決意した。そして、気づいたら僕も寝るのをやめていた。


男の僕から見てもカッコいい

先輩はとにかくモテた。男の僕ですら、あのカッコよさには敵わないと思うほどだった。周りから「先輩ってどう思う?」と恋愛相談を受けることもしょっちゅう。

「いやいや、俺の方が先輩を尊敬してるから!」
そんな気持ちを心の中で叫んでいたけど、実際に口に出していたことも何度かある。もちろん、恋愛感情ではなく純粋な尊敬の意味でだ。

時には、女子たちと先輩の良さについて語り合ったりもした。今振り返ると、自分でも「何やってたんだ」と思うくらい熱が入っていた。


外でも有名な神

先輩の腕は本当に素晴らしかった。コンクールで何度も入賞していたし、若くしてレストランのオリジナルコース料理を任されていたほど。でも、職場以外でも有名だった理由の一つは、間違いなく僕だ。

「職場にすごい先輩がいる!ぜひ会ってほしい!」
そう言いふらしていたのは、他でもない僕自身だった。

妹が彼氏と食事に来たときも、真っ先に先輩を紹介した。
「こちらが神先輩である!」
先輩、妹、彼氏、みんな困惑していたけど、僕は満足だった。普通なら料理長を紹介する場面だけど、そんなのどうでもよかった。僕の中で優先順位が圧倒的に違ったのだ。


神とポケモンGO

ちょうどポケモンGOが流行していた頃の話。僕は「そんなものやるか!」と豪語していたけど、先輩がやっていると知った瞬間、アプリをダウンロードした。そして、速攻でポッポを捕まえたのを覚えている。

僕にとって、先輩はそれほどの存在だったのだ。


こんな感じで、尊敬する先輩との思い出を語ってみた。
いつかまた、先輩と語り合える日が来るといいな。

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