どうも、たまに登山家年目の宮本です!
高校生の頃、行事で山に登る機会があったんですが、当時はめちゃくちゃ嫌いでした。
しかし大人になり、社会のしがらみに生きるようになってからは自然に触れたくなることが増え、気がつけば山に登っていました。
そこで今回の記事では、登山初心者の僕が気づいた山登りの10のメリットと魅力をご紹介します。
登山に興味があるという人は是非、参考にしてみてください。
- 身体を動かすのが好き
- 久しぶりに自然に触れたい
- 新しい趣味が欲しい
山を登る10のメリット
なんで、しんどい思いをして山なんて登るの?
僕も登る前はそんなことを思っていましたが、実際に山に登って感じたことが10個もありました。
- 気持ちが良い
- 自然に触れることができる
- マイナスイオンを浴びることができる
- 運動不足の解消になる
- 実用的な筋肉がつく
- リラックスすることができる
- ストレス発散になる
- 下山時のお風呂が最高
- 頂上の景色が絶景
- 複数人で登れば絆が深まる
詳しく解説します。
登山のメリット①:気持ちが良い
街では聞けない鳥の鳴き声。
山、独特の匂い。
風が止めば静寂。
僕は普段、都会に住んでいるので山に足を踏み入れるだけでも、全てが新鮮で気分が高揚します。
山にいる間は都会の喧騒を忘れさせてくれるので、居心地が良く定期的にまた登りたいと思うのです。
登山のメリット②:自然に触れることができる
日常では基本的にアスファルトで整えられた道しか、歩くことがありません。
しかし山を登るということは、土を踏む機会に恵まれるということになります。
実は土を踏むことってすごく健康に良くて、整えられた道を歩くようになってから人間はかなり弱体化したという話があるぐらいです。
そして、山の土からは大地の力強さを感じずにはいられません。
それに加えて、木の数・ワサワサ生えた草・転がっている大きな岩石。
どれを取っても、都会にはない大自然です。
もし山に登らなければ、見ることも触ることもないでしょう。
登山のメリット③:マイナスイオンを浴びることができる
滝や木の多くある箇所で特に感じるのが、圧倒的なマイナスイオンです。
和歌山の那智山に登って日本三大瀑布の1つを前にした時、自然と山に祈りを捧げている自分がいました。
都会にいたままでは、絶対に感じることのない頭を下げてしまうほどのマイナスイオン。
是非、自らの足で山に登り感じてみてください。
登山のメリット④:運動不足の解消になる
普段、運動をする習慣のない人は定期的に山に登ることをオススメします。
大体1つの山で平均2時間ほど(片道だけで)歩くので運動不足の解消にはもってこい。
実際に山登りを定期的にしている人はスタイルの良い人が多いですし、スタミナも付きます。
リフレッシュしながら運動ができるのは、一石二鳥としか言いようがありません。
登山のメリット⑤:実用的な筋肉がつく
筋トレは部分的な強化はできるものの、実用的な筋肉ではありません。
というのも、器具や自重を使った筋トレは、決められた動作の範囲でしか筋肉を使わないので、どうしてもバランスよく筋肉をつけることが難しくなります。
しかし、山登りは全身を自然に使います。
つまり、全身をバランスよく鍛えることができるということ。
登山をしているお年寄りの方が、実年齢以上に若く見えるのは、筋肉がバランスよくついてるからなんじゃ・・・?
登山のメリット⑥:リラックスすることができる
人はマイナスイオンを浴びると、α波が出て脳はリラックス状態に入ります。
基本的に現代人は常に緊張状態なので、山に登るとリラックスができているというのが肌で感じられるはずです。
家にいても「何だかリラックスできない」という方は是非、山に行ってみましょう。
登山のメリット⑦:ストレス発散になる
休養には、積極的休養と消極的休養の2種類があります。
積極的休養は、疲労(精神面)を回復させるために運動やストレッチをすること。
消極的休養はあまり動かず、寝るなどして疲労を回復すること。
登山は積極的休養となり、つまりストレス発散となります。
登山のメリット⑧:下山時のお風呂が最高
もちろん登山もメインですが、僕は下山中の後半は、お風呂のことで頭がいっぱいだったりします。
登山もメイン、風呂もメイン・・・
と思えるほど、下山した後のお風呂は最高なのです。
登山のメリット⑨:頂上の景色が絶景
頂上の景色は絶景です。
実際に自分の足で山を登らなければ、伝わらない良さがあります。
絶景を楽しめるのも、辛い道のりを越えてきたからこそなので、ロープウェイや車などで見る景色も何だかすぐに見飽きてしまいます。
僕の言っていることがどういうことなのかは、自分の足と目で是非、確かめてみてください。
↓ちなみに登山中も素敵な景色はたくさんありますよ。
登山のメリット⑩:複数人で登れば絆が深まる
同じ辛さ・同じ道・同じ景色を共有できた人の絆が深まらない訳がありません。
道中の昼食も同じ釜の飯を食べたような気になります。
もし、あなたに仲良くなりたい人がいるなら是非、登山に誘ってみてはいかがですか?
登山をして気づいた3つのこと
メリットとは別で登山をするようになって気づいたことが3つほどあります。
- 時間の大切さ
- 人間のちっぽけさ
- 虚勢は役に立たない
詳しく解説します。
登山をして気づいたこと①:時間の大切さ
予定に登山を組み込むと、ほぼ丸一日を使ってしまいます。(登り方にもよりますが)
朝早く起きて現地に向かい、登山開始時で大体9時ごろ。
昼過ぎには頂上に着き昼食。
この時に仲間と語る話には何とも言えない熱を感じるのはきっと気のせいではありません。
熱い思いもそこそこに、下山を開始すると時間に対して違和感を感じます。
まだ13時!?
体感時間と実時間にズレ。
僕がまだ、何も考えずに生きていた頃は平気で13時まで寝てるなんてことがありました。
きっと、世の中には、そんな人たちがたくさんいて、寝て何もしてない時間があれば、山1つを超えることができるということを教えてくたような気がします。
別に寝ることは悪いことではありません。
ただ、自分が寝ている間に色々と経験している人もいると考えると、僕は「ウカウカ寝てはいられないな」と感じました。
「こんなに疲れ、楽しみ、考えても3時間しか経っていない」
この感覚は特別な環境に身を置く事でしか感じる事ができません。
何故なら、普段の生活の中で得られるものはそこまで多くはないからです。
今思うと、当時も山に登っていたので、無意識のうちに時間の大切さを感じていたのかもしれません。
山は時間からの支配を一時的に忘れさせてくれる。
そんなことに気がつきました。
時間がないと言い訳をして何もしなかった頃と比べると随分、成長できた気がします。
登山をして気づいたこと②:人間のちっぽけさ
登山中に調子に乗って走り周り足の爪を痛めた事があります。
「歩く度にズキズキ」
たったこれだけのことで僕のテンションは急降下。
足の爪なんて身体のなかでも端っこの部分。
少し体を痛めただけでも、人は歩くことさえ嫌になってしまうんだなぁ。
さっきまであんなに元気だったのに、同じ人間とは思えない・・・
なんて感じつつ、決して調子に乗らないでおこうと心に決めました。
それはきっと人生にも当てはまります。
「何をやっても上手くいく」と感じても調子に乗らない。
何がきっかけで足の爪を痛めるか分かりませんからね・・・
足の爪はとても重要な役割を持っています。
足の裏から伝わる衝撃を足の爪で受け止めていて足に力を入れることができて、まともに歩く事ができています。
なので、足の爪を切るときはできるだけ大きく四角に近い形にしてあげましょう。
登山をして気づいたこと③:虚勢は役に立たない
当然ですが登山にはそれなりの体力が必要です。
普段、運動もしていないくせに山を登る前は何故か「余裕で登ったる!」なんて気持ちがありました。
しかし、いざ登り始めると・・・
ゼェゼェ、フーフー
最初の気持ちは何処へ?
そうやって息を切らして進んでいると、すれ違う人たちがいます。
年寄りや女性、およそ成人男性より力の弱いはずの人たちでさえ、自分なんかよりも元気に力強く進む姿を見て思いました。
自分はなんて情けないんだ・・・
虚勢や無駄に高いだけの自尊心は山の前では無力。
一度、山に入ってしまえば、自分の身体を前へ進めることだけが求められる世界。
口の上手さや世渡り上手なんてものは通用しないのです。
山に限らず人生も同じで、口が上手いだけでは生きられないし、世渡りが上手いだけじゃ本当の逆境に立たされた時も立ち向かう事なんてできない。
そんな事を登山の中で感じました。
初心者向け 3つの装備
登山時に揃えておきたい装備が3つあります。
- 雨具・ウェア
- 靴
- リュックサック
詳しく解説します。
登山に必要な装備①:雨具・ウェア
ウェアを選ぶポイントは3つ。
- 防水であること
- 通気性の良いもの
- 上下が分かれていること
よく分からないうちは、ゴアテックスのものを選べば間違いありません。
登山に必要な装備②:靴
靴を選ぶ際のポイントも3つです。
- 靴底がしっかりしていること
- 防水性があるもの
- サイズが合っていること
コチラもゴアテックスを選べば間違い無いですね。
個人的にハイカット・ミドルカット・ローカットはお好みで良いと思っていてます。
↓僕はハイカットにしました。
オシャレなので登山以外でも雨の日に普通に履いて出かけています。
登山に必要な装備③:リュックサック
リュックサックを選ぶポイントで最も大切なのは1つ。
自分の体にフィットするかどうかです。
大規模な山に登るのであれば、しっかりしたものを買うべきですが、あくまで初心者向けなので
最悪、靴とウェアさえしっかりしていれば、問題ないかなという風にも感じます。
登山グッズが高いと感じる方へ
正直、高いよ・・・
分かります。
登山グッズは1つ辺り、2万円近くしますし、良い物を買おうとすると10万近くかかります。
買って行かなくなったら嫌だなと感じている方もいるでしょう。
そんな方にオススメなのがレンタルです。
コチラのそらのしたなら、登る山のレベルに対してレンタルが行えます。
買うよりも1/4ぐらいの値段で利用できるので、試しに登山に行ってみる方には向いているかもしれません。
一回、行って登山にハマれば購入という流れの方が後悔はせずに済むかもしれません。
登山が向いていなかったら
グッズを買ったのに登山が向いていなかった・・・
どうしても体力の関係もあるので、登山が向いていない方もいるかと思います。
そんな方でも大丈夫!
買うトドア←コチラはアウトドアグッズを買い取ってくれるサービスがあります。
登山をやめないけど、そろそろ新しいグッズが欲しい方も捨てるぐらいなら、売ったお金を次に回すのもありかもしれませんね!
登山初心者 まとめ
- 登山には10個もメリットがある
- 登山は時間の大切さを教えてくれる
- 登山も人生も調子に乗ってはいけない
- 登山も人生も虚勢やハッタリは通じない
- 登山時はウェア・靴・リュックの3つを揃える
- 最悪、リュックは拘らなくて良い(低い山なら)
個人的に登山は超オススメです。
学べる事が多いし、体力もつくし、趣味にもなるし、良い事だらけ!
なんですが、たまに「登山なんてしんどいだけ」
「何のために登山なんかするの?」と言われる事があります。
正直、そう思う人は登山をしても、気付ける事はあまりないだろうし、人生を楽しいと感じれていないんだろうなって気もします。
世界には自分が無意味だと思っている事に、実は凄く価値があったり、新しい発見があったりするかもしれません。
やる前から無意味と決めつけるのは余りにも勿体無いこと・・・
と思えるのも登山をしたおかげなのかもしれませんね。
「山が呼んでる」っていうのも今なら少し分かる気がします。