あなたは運が良いですか?
この質問にあなたは何と答えますか?
時折、面接で聞かれる質問の中には、よく意味の分からないものがありますよね。
面接官は、何故そんな質問をするのでしょうか?
今回は僕が面接官から聞いた謎の質問の意図と、それに対する答え方をご紹介します。
(言っちゃって良いのかな?)
- 謎の質問をする理由
- 謎の質問集の意図
- 謎の質問の対処法
謎の質問をする2つの理由
面接官が謎の質問をする理由は2つです。
- 混乱させるため
- 直接聞けない事を聞いている
詳しく解説します。
混乱させるため
意地悪ですよね。
ですが、ただ面接官の性格が悪いわけではありません。(その可能性もあるけど)
面接はある程度、準備(対策)されてきます。
例えば
我が社を志望した理由は?
御社の素晴らしい〜
など。
予め、用意された回答を持っているため、あまり回答が参考にならない場合もあります。
そこで、相手の素を見るために、用意されていない質問を投げかけ反応を伺っています。
あたふたするのか、冷静を維持できるのか、臨機応変に対応できるのか。
どんな質問をされても落ち着いて対処しましょう。
直接聞けない事を聞いている
あなたはバカですか?
なんて、エヴァンゲリオンのアスカみたいな質問を面接では聞けませんよね。
あなたがバカかどうかは置いておいて、あなたがどんな人間なのかを面接官は知りたいんです。
これから一緒に働いていく中で、本当にやっていけるのかどうか?
謎の質問は言い換えるなら適性検査みたいなものです。
なので、面接ではある意味、最も重要な部分とも言えます。
謎の質問集の意図
僕が聞いた謎の質問は次の3つです。
- あなたは運が良いですか?
- あなたは特技をいくつ持っていますか?
- あなたはボールペンとシャーペンどちらをよく使いますか?
質問の本当の意図を解説します。
あなたは運が良いですか?
この質問の本当の意図は、自責か他責かを知るためのものです。
運が良いと答える人は自責。
運が悪いと答える人は他責。
「運が良い」と答える人は、自分にとって不都合な事実を自分の責任と思える人と判断され、逆に「運が悪い」と答える人は自分にとって不都合な事実の責任を自分以外(運とか)に求める人と判断されます。
ちなみに僕は運が良いです!(笑)
あなたは特技をいくつ持っていますか?
この質問の本当の意図は、自分の事をどれだけ深く理解しているかを聞いています。
重要なのは、少し時間をかけてでも、答えを出せること。
なので、特技が少なくても、多くても採用には響かないそうです。
つまり「5個ぐらい?です」などと曖昧に返すと自分のことを、あまり理解していないと判断されます。
あなたは、日頃から自分の強みとなるものを理解していて、それを口に出せますか?
あなたはボールペンとシャーペンどちらをよく使いますか?
この質問の本当の意図は、メモを取る習慣があるかどうかです。
別にどっちでも良いんですね。
即答できない人は、日頃から何かを書く習慣がないと判断されます。
スマホでメモを取る人は、どう対処するんでしょうね?
本当の意図からすると、「ペンはあまり使わないです」と答えても問題はなさそうですが・・・
ちなみに、「ボールペン」と答える人は何かしら拘りが強く、「シャーペン」と答える人は拘りがない傾向にあるみたいです。
謎の質問の対処法
最も押さえておきたいの、どんな質問が来ても落ち着いて対応することです。
そのために、日頃から考えるクセを身につけましょう。
何故なら、普段から日常に何の疑問も持たずに生きていると、間違いなく謎の質問の本当の意図に気づくことはできないからです。
以前、書いた記事に「自分の行動に裏の意図を持たせる」といったものを書きました。
この記事で紹介したように、自分の取る行動に対して「何故?」と追及することや、人の背景を読み取る能力を身につけることは、面接の間に急にできたりはしません。
ほとんどの質問は、自分のことを深く理解し、悪い部分を改善している人にとっては問題のないものばかりなので、できている人は自信を持って臨みましょう!
そして、謎の質問にしっかり答えられずに不採用となっても落ち込む必要はありません。
のらりくらりと就職できても「こんなはずじゃなかった」と結局、お互いが損をしてしまうからです。
答えられなかった場合は、自分とこの会社は合わなかったと考えましょう。
謎の質問集 まとめ
- 謎の質問は相手を混乱させるためにしている場合がある
- 謎の質問は直接的に聞きづらいことを聞いている場合がある
- 謎の質問に対応するためには日常生活を見直す必要がある
繰り返しになりますが、面接の際、何より大切なのは自分が普段から取っている行動や考えです。
元となる部分がしっかりしていなければ、面接の練習だけをしてても、ちょっとしたことでボロが出てしまいます。
核となる自分を強化することは、面接だけでなく人生を豊かにすることにも繋がりますので、この記事を読んだことをきっかけに謎の質問を自分にたくさん投げかけてみましょう。