5分で分かるキャッシュフロー【3つのキャッシュフロー】

キャッシュフロー・・・?

終わった・・・

以前、損益計算書について書きました。

今回はキャッシュフローについて分かりやすく解説していきます。

キャッシュフローが分からないと、これまた上手く経営が回せないので、じっくり見ていきましょう。

この記事を読み終わる頃、あなたは経営者への道を歩むことになります。

キャッシュフローとは

キャッシュフローとは分かりやすく言うと、お金の流れです。(そのまんま)

経営で最も大切なのは利益を残すことですが、お金の流れが分からないと利益が残るのか、残らないのか分からないので、キャッシュフローを理解する必要があります。

今回は分かりやすく、お金の流れを大きく3つに分けます。

  • 営業活動
  • 投資活動
  • 財務活動

難しく見えるかもしれませんが、とっても簡単です。

営業活動

営業活動によるキャッシュフローは、本業で現金がどの程度増減したかを示すものです。

ビール1杯500円です

広告1枚100円です

税金1億円です

この辺は全部、営業活動に分類されます。

プラスであれば黒字(良い)

マイナスであれば赤字(ダメ)

とてもシンプルですが、3つのキャッシュフローで最も重要なのが営業活動になります。

理由は、本業が黒字でなければ、投資活動と財務活動で補うことになるからです。

赤字はあかん

投資活動

キャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフローは投資によってどの程度、現金が増減したかを示すものです。

そして、投資活動によるキャッシュフローはマイナスになっていても必ずしもダメという訳ではありません。

例えば

マイナス
マイナス

今月は黒字だったから、もっと良いキッチンに変えて料理をもっと美味しくするぞ!

これは設備(キッチン)に投資をしているので、投資活動に含まれます。

新しいキッチンを作るのに100万円かかれば、マイナス100万円とキャッシュフローには示されますが、これはダメなことではないですよね。

むしろ、投資をするということは営業活動が黒字が出ていて、事業を拡大しようとしているとも捉えられます。

マイナス
マイナス

新しい店舗も出しました

どんどん成長します

逆に投資活動によるキャッシュフローがプラスの場合。

プラス
プラス

今月、赤字だった・・・

1店舗売るか・・・

キャッシュフローでプラスに見えても実質、1つの店舗を失っているのでダメですよね。

プラス
プラス

100万円赤字だったけど店舗が200万円で売れたから

何とかプラス100万円だ・・・

どう見てもダメ。

なので、投資活動のキャッシュフローを見るときはプラスだと「お金が無いから何かを売ってプラス」

マイナスだと「お金があるから何かを買ってマイナス」と認識しましょう。

投資活動の小話

投資活動を見ると、企業がどんなことを目指しているか分かります。

例えば、ソフトバンクは営業活動でかなりの黒字、投資活動はそれを上回るマイナス(投資してる)です。

孫さんもどき
孫さんもどき

めっちゃ儲かってるから、めっちゃ投資するで

しかし、投資先を見ると、設備ではなくベンチャー企業に投資をしています。

孫さんもどき
孫さんもどき

え?電波?そんなんどうでも良いから、ベンチャー企業を育てるんや

ソフトバンクはよく電波に問題が起こりますよね。

それは何故でしょうか・・・

財務活動

財務活動によるキャッシュフローは資金調達と返済でどの程度、現金が増減したかを示すものです。

資金調達くん
資金調達くん

銀行にお金を借りて新しい店舗を出す!

キャッシュフローでは資金調達をすればプラス、借金を返済すればマイナスと示されます。

財務活動に限ってはプラスでもマイナスでも状況によって良いのかダメなのかが変わってきます。

ダメな例

借金くん
借金くん

うわぁ、A社にお金返せない!

とりあえず、B社にお金借りてA社に返しとこう

どう見ても根本的な解決にはなりませんよね。

資金繰りが追いつかず、いずれ破産します。

良い例

返済くん
返済くん

今月は営業活動で100万円儲かったから

借金50万円を返しとこ

こちらは至って健全です。

なので、財務活動によるキャッシュフローを見るときはプラスかマイナスかだけで判断せずに、全体のキャッシュフローを加味する必要があります。

キャッシュフロー まとめ

キャッシュフロー
  • キャッシュフローは大きく分けて3つ営業活動・投資活動・財務活動がある
  • 営業活動はプラスになっていれば黒字、マイナスになっていれば赤字
  • 投資活動はプラスになっていれば何かを売却している、マイナスになっていれば投資をしている
  • 財務活動はプラスでもマイナスでも状況により良いかダメかは変わる

損益計算書と同じように、キャッシュフローも色んな企業のものを見ることが出来ます。

今回ご紹介した部分だけ押さえて見ると、何となく会社の利益が出ているのか、出ていないのかを知ることが出来ます。

キャッシュフローが理解できるようになれば、投資をする際の指標にもなるので、起業に興味がない方も知ってて損はありません。

この記事が少しでもお金の勉強をするキッカケになれば幸いです。

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