あんな人だと思わなかった
そんな悩みを解消します。
第一印象は良かったのに、時間の経過と共に段々と印象が変わっていくことってありますよね。
それがより良くなっていくのであれば問題ありませんが、段々と悪い方向に印象が変わってしまい「こんな人なら最初から関わらなければ良かった」というパターンは避けたいところ。
そこで今回の記事では、相手の本性を見破る方法をご紹介します。
あまり、褒められたやり方ではないので、使うというよりは自分の視点に当てはめて読んでみてください。
- 騙されやすい
- 人間関係でよく失敗する
- あの人の本性が知りたい
人の本性を見抜く方法
他人の本性を見抜く方法は至ってシンプルです。
その方法とは『第三者を褒める』というもの。
第三者を褒めたときの反応で本性を見抜く事ができます。
では、何故『第三者を褒める』ことが本性を見抜くことに繋がるのか?
理由は次の通りです。
- 人の欠陥性を刺激する
- ネガティブな感情との向き合い方を露わにする
- 意見の食い違いへの反応が知れる
順番に見ていこう!
理由①:人の欠陥性を刺激する
人には、なかなか消すことのできない欠陥性が存在します。
それは『嫉妬』です。
七つの大罪の1つでもある『嫉妬』
人の本性を見抜くためにはその欠陥性を突きます。
その人の欠陥性を突くことが『第三者を褒める』になるという訳です。
理由②:ネガティブな感情との向き合い方を露わにする
先ほど書いた通り『嫉妬』は、なかなか消せるものではありません。
しかし、嫉妬すること自体は悪いことではないですよね。
問題なのは、『嫉妬』という感情とどう向き合うかです。
自分の中に湧いた感情を他人にぶつけるのか?それとも、押し殺すのか?
はたまた、素直に気持ちを話すのか?
そういった反応によって、その人がどんな人間なのかをある程度、掴むことができます。
理由③:意見の食い違いへの反応が知れる
中には嫉妬をしにくい人がいます。
そういった人の場合、自分の考えと他人の意見が食い違った時にどう対応するかを見ることができます。
- 真っ向から否定する
- 受け入れる
- 受け入れつつ自分の意見も話す
など。
その人が自分の意見とは異なった時にどんな対応を取るかはすごく重要なことです。
自分も他人と意見が食い違った時にどんな反応をしているか確認してみましょう。
何故、嫉妬するのか?
本来、身近な人間の幸せは喜ぶべきことですが、何故、多くの人は嫉妬するのでしょうか?
その理由は、自分と他人を比べてしまうからです。
自分と同じと思っていたはずなのに、
「自分よりも幸せ」
「自分よりも裕福」
「自分よりも優れている」
それがとてつもなく許せないのです。
世の中には隣に住んでいた人が宝くじを当てたと知ってうつ病になる人もいます。
人間という生き物が心に闇を抱えていることを踏まえて、もう少し具体的なテクニックを見ていきましょう。
出来るだけ近しい人を褒める
そして、嫉妬や妬みは遠くの存在ではなく身近な人にほど顕著に現れる性質を持ちます。
テレビで何億の家に住んでいるお金持ちよりも、自分の友達が少し高めの家に住んでいたりする方が妬みの度合いは大きいということです。
同族嫌悪という言葉があるように人間は自分に似ている・近い存在を嫌う傾向にあります。
理由は2つ
- 自分の嫌な部分が見える
- 自分とのズレが許せない
ポイントは似ているけど少し違っている部分を褒めること。
ここを突けば、ほぼ間違いなく何かしらのアクションが見られます。
あの人ってすごく頭良いよね!
そうかな?
うん!良い大学出てるらしいよ!
大したことないんじゃない(笑)
凄いよ!色んなことやってるんだよ!
俺もそんなのやってるし(笑)
こんな感じで、少しずつ感情を出し始めます。
最終的に、この手法を使った人物に恨みや、怒りの矛先が向かいます。
そうなれば本性は見えたも同然。
何故なら、人は自分に余裕がない時にこそ真価が試されるからです。
10000円を持っていたら、100円ぐらい譲ることはできますが、手元に100円しかない時に、その100円を他の誰かに譲るというのは中々できることではありません。
つまり、怒り狂い言動が乱れたのであればそれが本性。
落ち着きを取り戻して、どんなに冷静に話をしたところで、それは本質ではありません。
大切なのは湧き上がった感情とどのように向き合うか。
感情というものは捨てきれません。
捨てきれない感情を怒りとして吐き出すのか、自分の中に押し込めて相手に嫌な思いをさせないのか。
そもそも、この程度では怒りを感じないのか。
重要なのは怒らないことではありません。
誰だって嫌なことをされたり、大切なものを傷つけられれば怒ります。
その人が湧き上がった感情とどう向き合うのかが重要です。
嫉妬や妬みと距離を置く方法
「私も自分が嫌いな人が褒められると怒ってしまう・・・」
きっとこんな人もいるでしょう。
それは自然なことです。
しかし、嫌な感情が湧かないに越したことはありませんよね?
なのでそんな場面に出くわしても怒らないでいられる考え方をご紹介します。
自分は自分 他人は他人
そもそも、嫉妬や妬みが生まれるのは他人と比較するからです。
「自分は○○なのに、アイツは□□だ」
同族嫌悪も同様、なので比較することをやめます。
そのためにはしっかりと離別感を持つことです。
離別感とは自分は自分、他人は他人と線引きをすることです。
人には第一感情と第二感情が存在しています。
- 第一感情は期待(無意識)
- 第二感情が怒り・悲しみ(意識)
期待とは常識や当たり前と思っていることなので、期待に答えて喜びはせず、期待に沿わない時にだけ負の感情が湧き起こります。
もちろん、期待はしても構いません。
むしろ期待はするべきです。
しかし、自分も他人の期待には100%答えられてる訳ではないということをしっかりと認識しましょう。
そうすることで心はグッと軽くなります。
人の本性 まとめ
- 人の本性は知人を褒めることで暴くことができる
- 嫉妬・妬みは人間の欠陥部分
- 知人を褒める=欠陥部分の刺激
- 欠陥部分を刺激した反応がその人の本性
- 嫉妬・妬みは他人と比較することで生まれる
- 離別感を持って他人と比較しない自分になると心が楽になるなる
この方法は本性を見抜くことはできますが、トラブルの元になるかもしれませんので、試す際は自己責任でよろしくお願いします。
そして、注意点がもう一つ。
負の感情は連鎖するので、相手が本性を出した時、自分の本性も同時に出てしまうことがあります。
お手軽に実践できる分、リスクも伴うということですね。
あまり、乱用はせずに、「ここぞ」という時に使うことをオススメします。