急に不安に襲われて、何もかもが嫌になる・・・
そんな悩みを解消します。
突然、何の前触れもなく訪れる不安。
原因もよく分からず、対処のしようがないように思えますが、いくつかの心理学を使えば、少しずつ不安を取り除くことができます。
そこで今回の記事では、いきなりやってきた不安への対処法を方法をご紹介します。
きっと、今まで感じてた不安を少しずつなくすことができるので参考にしてみてください。
- 気持ちの上がり下がりが激しい
- わけもなく辛い時がある
- 不安をなくす方法が知りたい
不安に襲われた時の対処法
いきなり不安に襲われた時はマイクロカウンセリングという療法を用います。
マイクロカウンセリングとは、複数の様々な心理学を用いた療法のこと。
人の感情は複雑に絡み合っているので、一つの対処法では解決できない場合が多いです。
そこで一つで無理なら、いくつかの方法を使用するというのがマイクロカウンセリング!
今回は誰でも簡単にできる4つの方法をご紹介します。
- セルフラブ療法
- 音楽療法
- ゲシュタルト療法
- 行動療法
順番に解説します。
セルフラブ療法
セルフラブ療法とは自分の脳に直接、訴えかける療法です。
方法は至ってシンプル、自分で自分を優しく抱きしめてあげるだけです。
自分を抱きしめたら何で脳に直接訴えかけられるの?
『皮脳同根』という言葉があるのですが、肌と脳は同じ細胞から分裂し作られているという意味を示しています。
なので肌は『第3の脳』と呼ばれるぐらい、脳とは密接な関係にあるのです。
そして、不安の元は自分自身の脳なので、脳を優しく抱きしめてあげるというイメージしながら自分の肌を抱きしめてあげる行動は自分自身を安心させてあげられることに繋がります。
少しイメージしにくいかもしれませんが、皮膚に触れるということは脳に触れているのと同じです。
不安に襲われたら、自分という存在を大切にするというイメージを持ちながら優しく自分を抱きしめてあげてみてください。
音楽療法
音楽療法は音楽を聴くというより自分にとって心地よい振動を与えるイメージを持ちましょう。
人間の身体はほとんどが水分で構成されているので、身体に良い振動を与えることはメンタル面だけでなく、身体面にも良い影響を与えます。
逆にいうと、身体に悪い振動はメンタル面だけでなく、身体面にまで悪い影響を与えるということなるので、工事の騒音や電化製品などが発する微妙な音など、意識していないだけで心身ともにストレスになっていることがあります。
なので、原因不明の不安やストレスを感じた時は、目に見える物だけでなく
- 音(振動)
- 光(視覚的ストレス)
- 匂い(空気や香り)
などの問題にも気をつけてみてください。
家にいてもダメなら、静かな公園や山・川など落ち着ける場所に行くのも一つの方法です。
ちなみに人間にとって心地よい音は、『1/fゆらぎ』と呼ばれる自然界で発生する『雨の音』や『川の音』が体にリラックス効果を与えます。
また音だけでなく『火の燃えている様子』も人を落ち着かせる効果があります。
ゲシュタルト療法
ゲシュタルト療法は嫌なことから焦点をズラすことによってストレスを軽減する方法。
人は嫌な思いをすると、ずーっと嫌なことが頭に残ってしまいます。
これは生物学的本能なので仕方がありません。
上記の図のように、人間は良い部分がたくさんあっても、少し欠けた所があると気になってしまいます。
例えば
上司に怒られた場合、「怒られた」という事実にばかり目を奪われて、良い部分が見えなくなってしまいます。
はぁ、上司に怒られた・・・
俺って終わってる。
仮にあなたが上司に怒られたとしても、良い部分はたくさんあります。
- 生きている
- 会社にちゃんと来ている
- 仕事をしている
- 家族がいる
など、良い部分だらけです。
きっと、これを見て「当たり前」と感じた方もいるかもしれませんが、今があるのは全く当たり前ではありません。
熱を出し、倒れてロクにご飯も食べれなくなれば、普段の生活がどれほど幸せなことか気づくはずです。
今この瞬間があることを幸せであることを忘れないでください。
これは気休めでも何でもなく事実です。
行動療法
行動療法は行動によって心を変える方法です。
心が行動を起こすのか、行動が心を動かすのかは時々、議論に上がりますが、心理学の世界では行動が心を動かすと言われるケースが多いです。
例えば
普段、ガサツな女性でも着物を着た途端に笑い方が慎ましくなる。
楽しくなくても笑っていると楽しいと感じる。
など行動によって心に変化がもたらされます。
つまり『落ち込んでいるから暗くなる』ではなく『暗いから落ち込む』ということ。
感情はコントロールするのが難しいですが、行動をコントロールは簡単です。
不安に襲われたら笑いましょう。
人の脳は複雑に作られてはいますが、使えているのは僅か3%だと言われています。
なので意外と目の前の単純なことしか受け入れることができません。
うつ病の治療にも「笑ってもらう」という方法は用いられているので、一度騙されたと思って笑ってみてください。
楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる!それが実感できるはずです。
不安に襲われた時 まとめ
- 不安を感じたら自分の肌を触り脳を安心させてあげる
- 不安を感じたら自分にとって心地よい振動を身体に与えてあげる
- 不安を感じたらたくさんの良いところを見つめてあげる
- 不安を感じたら笑う
心理学者のカール・ロジャースはカウセリングの神と呼ばれていますが、そんな彼ですら「今日もこの人の悩みは解決できない!」と言っていたそうです。
これは「どんなに優れたカウンセラーであろうとも、その人の悩みを自分の悩みにすることはできない」という意味で、結局「悩みを解決できるのは自分自身しかいない」ということを表しています。
手を差し伸べても、その手を取る意思がなければ引き上げることはできないのと同じですね。