仕事は楽しいかね?の感想とあらすじ【人生が変わるオススメの一冊】

仕事が楽しくない・・・

人生も楽しくない・・・

そんな方に是非、読んで欲しい一冊が”仕事は楽しいかね?”です。

タイトルに『仕事』とついていますが、仕事だけでなく人生にも大きく影響を与える内容となっていて、僕はこの本を読んでかなり考え方が変わりました。

なので今回の記事では、仕事も人生も退屈と感じている方にもってこいな”仕事は楽しいかね?”について解説していきます。

日常のマンネリを打開したい方は是非、参考にしてみてください。

(※ネタバレを含みます。)

こんな方向け
  • 仕事を楽しいと思えない
  • 人生に行き詰まっている
  • 仕事は好きだけど課題が多い

こんな人にオススメ

以下のような人にオススメです。

  • 仕事が楽しくない
  • 何か新しいことに挑戦したい
  • 人生がつまらない
  • 成功者はどこか自分とは違う存在だと思っている
  • いつか自分にもチャンスがやってくると思っている
  • 目標や夢がない

など。

人生を変えたいとは思っているけど、自分は大した存在ではないと半ば落ち込み気味の人に読んで欲しいです。

仕事は楽しいかね?の感想

本の図

最初にもお伝えした通り、僕の中の価値観が大きく変わる一冊でした。

そして、面白いの一言です。

本書の出だしにも書かれているんですが

読めばすぐに実践できる、素晴らしいアイデアに溢れた本だ。

だが、本書がユニークなのは、単なるアイデア本で終わっていないということだ。

何と言っても話、ストーリーが面白い。

結末を読み終えてしまうのが残念のなるほどだ。

仕事は楽しいかね?より

正にその通りです。

僕はオーディブルで本書を聴いているんですが、聴き終わったら即リピートするレベルです。

全体を通してずっと面白いんですが、その中でも特に面白いと感じたのは

  • ストーリー
  • 表現
  • 具体例
宮本
宮本

詳しく解説します。

仕事は楽しいかね?の感想①:ストーリー

まず、ストーリーが最高に面白いです。

物語は不幸に見舞われた35歳の主人公と、愉快な老人(マックス・エルモア)との出会いから始まります。

主人公は少し捻くれていて、初めは老人を鬱陶しく思っているのですが、その主人公が物語が進むにつれて、少しずつ老人に心を開き、成長していく展開が見ていてグッとなるのを感じます。

宮本
宮本

主人公の心理描写も読み手に近くて良い!

仕事は楽しいかね?の感想②:表現

作品の中での表現がユニークで面白いです。

・新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデア。

・匂いの一番ヒドいゴミが、一番良い肥料になる。

・完璧とはダメになる過程の第一段階。

・明日は今日と違う自分になる

・あるべき状態よりよくあること

・試してみることに失敗はない

仕事は楽しいかね?より

など。

どの表現も独特で、主人公は「あなたの言っている言葉の意味がよく分からない」と述べている場面が多く、話を読み進めていくことで、主人公と共に成長している感覚になることができます。

人前で使いたくなる表現がたくさんあるので、意味が完全に理解できるようになるまで読んでみてほし良いです。

仕事は楽しいかね?の感想③:具体例

作中には、成功者と呼ばれる人たちが、どのようにして成功したのかを具体的な例を出して説明してくれます。

  • コカコーラが生まれた経緯
  • リーバイスが生まれた経緯
  • ビル・ゲイツがパソコンを生み出した経緯

など。

そんな話を聞かされた主人公は、彼らの成功を「マグレだ」と言います。

それに対してマックスは

確かにマグレには違いない。

だけど、君はこれまでマグレを活かせてきたかね?

もしかしたら、僕たちはそのコツを勉強して、マグレあたり専門家になるべきかもしれないよ?

仕事は楽しいかね?より

と述べます。

そしてもう一つ

宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、君はそれにふさわしいかね?

仕事は楽しいかね?より

もし自分がコカコーラのような発明を生み出す場面に出会したとしたら、そのラッキーを、そのマグレを君は活かすことができるかね?とマックスは主人公に問いかけます。

主人公はコカコーラが生まれた場面に自分がいることを想像し、自分にはマグレを活かすことができないと悟ります。

そして、成功者と呼ばれる人は決して運だけ成功したのではなく、勤勉さや努力によって、千載一遇のチャンスを手繰り寄せ、自分のものとしたと考えを改めます。

あらすじ

仕事は楽しいかね

主人公は5月なのに、吹雪のせいで飛行機に乗れずに空港で一晩を過ごすことになります。

そこで出会うのが、発明家で起業家の老人(マックス・エルモア)

マックスは不貞腐れた主人公に「仕事は楽しいかね?」と尋ねます。

その質問に主人公は内心ギクリとさせ、仕事に対して持っている不満を老人にぶつけます。

主人公

主人公は勤続年数15年目、35歳のサラリーマン。

若き日に、大いなる自由を求めて仲間3人と起業しますが、ある程度、軌道に乗ったところでライバル会社が続出し、失敗してサラリーマンとなる。

自分が起業に失敗したことは仲間内で笑いのタネにされていて、あまり人には話したがらないが、何故かマックスには打ち明けることにするが、その選択が後に彼を大きく変えることとなる。

自由への憧れを諦めきれずに自己啓発本を読みあさり、ただ待ってるだけでは訪れないチャンスを待っていたりと、きっと主人公の背景は多くの人が抱えています。

「何かしたいけど、自分にはお金も時間も人脈もないから何もできない」

そんな主人公に対してマックスは「それは違う」と様々な話をしてくれる。

老人(マックス・エルモア)

マックス・エルモアは数々の実業家のトップから慕われている70歳前後の老人。

恰幅がよく、格子縞のズボンとポロシャツ、ループタイが特徴。

性格は好奇心旺盛で、あらゆる叡智を持つ彼は、悪態をつく主人公にも嫌な顔を見せずに、植物学者のように目を輝かせ、主人公の話を聞きます。

そんな愉快な老人(マックス)は人に物事をじっくり考えさせるのが得意で、主人公のあらゆる問いかけにユーモアなジョークや例を挙げ、一夜にして主人公の価値観と人生を変えてしまうのです。

”仕事は楽しいかね?”が伝えたいこと

ベッドの上でパソコンを触る人

成功者は「運が良かっただけ」ではなく「冒険者だった」

成功者は「たまたま」ではなく「膨大な数の実験が全く予想していなかった結果に繋がった」

成功者は「元が違う」のではなく「勤勉さと日々の努力が差を分けた」など、を多くの例え話とユニークな発想で飽きることなく、「成功やチャンスは誰もが目の前にあるけど気づけていない」ということも本書では伝えてくれています。

”仕事は楽しいかね?”というタイトルですが、仕事だけでなく人生観そのものが変わり、人生観が変わったことによって、仕事に対する考え方が変わるという印象の方が強い一冊。

作中マックスも言っているのですが「ここから先は結構難しい、とにかく僕の話をよく聞いてくれ」この言葉通り、一度読んだだけでは理解できない部分があるでしょう。

理解できないことをそのままにせず、マックスの言っている言葉の意味が理解できるまで是非、読んでみて欲しいです。

きっと人生が楽しいものに変わります。

宮本
宮本

人生は楽しいかね?

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