ったく!
どいつもこいつも使えねーな!
そんなストレスを解消します。
もし、自分の部下や上司が思い通りに動かずにイライラしてしまっているなら、考え方を変える必要があるかもしれません。
今回の記事では、他人がストレスの原因となっていると思い込んでいる人に向けて、正しい自責思考をご紹介します。
この記事を読み終わる頃には、人間関係でストレスに対して受け止め方が変わります。
自責思考と他責思考の違い
自責と他責の違いって何?
- 自責思考:自分に責任を求める
- 他責思考:自分以外のものに責任を求める
詳しく解説します。
他責思考とは
他責思考とは、自分に問題や不満が生じた時に、自分ではなく他の何かに責任を求め、見つける思考のことを指します。
例えば
は!?遅刻した!
アラーム鳴らんかったやんけ!
時計が悪い!
など、寝坊の原因が自分ではなく、時計にあるという考え方です。
自責思考とは
自責思考とは、問題や不満が生じた時に、その原因を自分の中に探し、見つける思考を指します。
例えば
んー、ブラック企業に勤めてしまったけど
元はと言えば、俺が就活サボって適当に会社を選んでしまったからなんだよなー
などの、思わず「会社が悪い!」と思ってしまうような場面でも、自分の他の何かに責任を求めるわけではなく、「自分が選択して決めたことだ」と考えられる人を指します。
間違った自責と他責
人のせいにするのは良くないんじゃないかな?
でも、実際問題、自分じゃどうしようもないことってあるよね?
確かに「全て自分が悪い」と断定するのは少し違いますし、全て他人のせいにするのも違います。
重要なのは、以下のようにプラスに繋がらない考え方ならどれも間違っている可能性が高いです。
- 改善に繋がらない自責
- 自責であるべき他責
詳しく解説します。
改善に繋がらない自責
複数人のチームで行動していて、ミスが起こった場合、1人だけが自責思考を持っていても、あまり意味がありません。
何故なら、1人だけに責任を負わせたとしてもチーム全体の成長に繋がらないからです。
例えば
- 情報の共有ができずに緊急性の低い仕事が少し遅れた
- 予算が若干オーバーする
- 人員配置が適切でない
など、カバーし合えるような致命的なミスでない場合。
致命的なミスになる前に、各々が自責思考を持ち、ミス・問題の原因を洗い出す必要があります。
それを1人だけが100%悪いと思い込み、話し合って改善出来なければ、防げたはずのミスも防げません。
なので、過度の自責思考は結果的に状況を悪化させる原因になってしまうということを押さえておきましょう。
自責であるべき他責
他人に責任を求めることが間違っているような事柄に対しての他責は、自身の成長に繋がりません。
例えば
- 重要資料を紛失し大きな損失が出た
- 大切な日に遅刻する
- 顧客への対応が不適切
など、根本的な人間力に関わるような場合で他責思考になると、人間関係の悪化、信頼性の損失になりかねません。
原因を自分の中に探しましょう。
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自責思考の正しいススメ
大切なのは、自責と他責を表裏一体で考えることです。
ミスの原因を正当化して、自分は悪くないと思うのは精神衛生上、仕方ないことと言えますが、それだけだと自身の成長に繋がらず、また同じようなミスを繰り返してしまいます。
基本的なスタンスは他人に責任は求めない。
しかし、自分だけでは改善できないこともあると知る。
このバランスが大切なものとなります。
ブラック企業を自分1人の力でホワイト企業に変えるなんてことは基本的にできませんよね。
なら、しないといけないことは、目の前の現状に対して原因の追求です。
- 適当に選んでいなかったか
- そもそもスキルが不足していないか
- ブラック企業と知りながら環境に慣れて変化を恐れていないか
などなど。
いくら責めてもこの会社を変えることはできないから
自分の行動を変えてみるか
元々、この会社を選んだのは自分だし・・・
こんな考え方ができると自身の成長に繋がります。
他人に期待するからストレスが溜まる
仕事のできない部下がいたとして、そのせいでストレスが溜まるのは、しっかりマネジメントができていないからです。
自分のマネジメント不足と認識できていれば、部下から受けるストレスは軽減されるでしょう。
何せ、元々の原因は自分で作ってしまっているわけなのですから。
しかし、自責思考のおかげで原因が自分にあると知ることができれば、改善することができますよね。
部下を変えるのではなく、自分の行動・考え方を変える。
そうすることで、結果的に部下は変わり、自分のストレスも消えることになります。
自分自身も周りも良くなっていく。
それが本当の自責思考となります。
正しい自責思考を身につけて、ストレスフリーを目指していきましょう。